12月2日、草津温泉から静岡県富士市へGO!
なぜかというと、11月8日にカフェに静岡方式という就労支援をしている皆さんが来てくれたからです。
樋端先生から「みやの森と空気感が似てるよ」と前々から教えていただいていました。
カフェでは私たちの活動しかお話しできなかったので、静岡で聞いて来ようと思ったのです。
16日に学びプラネットの研修会があって、そこで福島から来ていた大谷廉さんに「静岡行きます」と言ったら、「僕も行きたい」というので新富士駅で待ち合わせして私の友人と3人で行きました。
新富士では津富先生までお迎えに来てくださっていました。
偶然にも富士市は私の両親の故郷。私のとっても懐かしいところです。車で移動中、父が一時所長をしていたB型作業所ぽぷりも見つけて感慨深かったです。
静岡方式というのは、想像を超えた就労支援です。県内に2000人を超えるサポーターがいて、今は引きこもっているけど働きたいという意思がある人にその地域に住むサポーターが伴走する。本人はまず自分が働きたいという意思を表明して、宿泊を含むセミナーに参加する。そのセミナーを終了した人に伴走支援が始まります。7割から8割の人が無業から脱出する。
ここでは困りごとを介して人がつながっていくところ、そこを萃点(すいてん)と呼んでいるそうです。一つの拠点をもたないために、その萃点は無限に広がっていく…すごいですね。
私たちと空気感が似ているのは、あまり「支援してあげている」という雰囲気がないことかもしれません。どの人が支援者なのかもよくわかりませんでした。サポーターの方にもお会いしましたが、その方は「私はイベントとかはあまり好きではなくて、お寺の草むしりだけ若者たちとしています」とのこと。きっかけは自分のお子さんが亡くなったこと。若者たちと触れ合うことで生きていく意味を感じられるとおっしゃっていました。
それでも、青少年就労支援ネットワーク静岡は、サポステだけでなく、相談窓口、ひきこもり支援センター、困窮者自立相談支援などたくさんの事業所もやっている。どうしたらそんな展開ができるんだろう??おそらくエネルギーが半端ない。
最初から初めて会ったとは思えなかった小和田さんは、途中「ザンネン!行かなくちゃ」と沼津まで次の仕事に走っていきました。
静岡の皆さんのエネルギーと温かさをいただいて、大満足(いやいやそれだけでなくたくさんの宿題ももらって)で富山に戻ってきました。
静岡の皆様、ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。